えるぼし認定、くるみん認定、ユースエール認定取得のメリットとは?各認定制度のメリットを解説

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「求人を出しても人が集まらない」「採用してもすぐ辞めてしまう」—多くの中小企業が抱えるこの悩みに対し、厚生労働省の3つの認定制度(えるぼし・くるみん・ユースエール)を紹介しています。

これらはイメージアップ施策ではなく、公共調達の加点、税制優遇、低利融資、採用力強化という具体的な実利を伴う「経営戦略」です。

3つの認定、それぞれのメリット

えるぼし認定は女性活躍推進企業向けの認定で、公共調達での加点、日本政策金融公庫の融資金利マイナス0.65%、上位認定なら賃上げ促進税制の税額控除率5%上乗せなどが得られます。
令和7年2月末時点で認定企業は3,382社、うち約半数が300人以下の中小企業であり、2026年4月の法改正で取得基準も緩和されました。

くるみん認定は仕事と子育ての両立支援企業向けで、中小企業限定の「くるみん助成金」(上限50万円)に加え、公共調達加点や税額控除の上乗せが受けられます。
育休代替要員の人件費も助成対象となるため、制度整備のコスト負担を抑えられる点が中小企業にとって心強いポイントです。

ユースエール認定は若者の採用・育成に積極的な中小企業向けで、「わかものハローワーク」などでの重点PRや専用サイトへの掲載により知名度向上を後押しします。融資の優遇金利や公共調達加点、助成金の加算措置も対象です。

共通する効果は「企業イメージの向上」

3制度に共通する最大の効果は、国のお墨付きを得た「働きやすい会社」であることを求職者・取引先・金融機関に端的に伝えられる点です。

給与や待遇だけでは伝わらない社風や働きやすさを客観的に証明する材料となり、応募数の増加や内定辞退率の低下につながるケースもあるとされています。近年はSDGs・ESGの観点からも評価が高まっています。

本質は「認定取得」ではなく、人材戦略への活用

最も伝えたいのは、認定を取得すること自体を目的にしてはいけないという点です。

認定マークという第三者からの評価を、求人活動、企業PR、取引先や金融機関への信用力向上につなげることで、「働きやすい会社」という企業価値を採用・資金調達・受注などの経営成果へ転換することが重要です。

さらに、複数の認定を組み合わせることで訴求力を高める方法でもあります。

一方、基準確認や行動計画、申請書類の準備には専門知識が必要なため、社会保険労務士や行政書士などの専門家を活用し、計画的に進めることを推奨しています。

3つの認定制度は単なる「認証制度」としての位置づけるのではなく、人手不足時代において「人材の採用・定着」と「企業価値向上」を同時に実現するための経営ツールとして捉えるべきだと考えます。

ニア・コンサルティング|note
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